「医食同源」あるいは「薬食同源」という言葉を耳にしたことがあると思います。これは普段口にする食事と病気を治すお薬とは源は同じであるという意味で、普段から食事に気を付ける事で病気を予防したり、病気の治療が出来るという中医学の考えの1つです。
例えば、冷え症の患者さんに普段食べている物や好きな食べものを尋ねると、体を冷やす食材の名前が沢山出てくることがあります。
もし、この患者さんに食材の知識があり、以前から体を冷やす食材を減らして、体を温める食材を摂っていたら、冷え症にはならなかったかもしれません。
また、今後はそのような事に注意して食事を摂る事で、冷え症の改善がはかれます。
勿論、薬を飲まずに全ての病気を日常の食事だけで治すことは不可能ですが、少しでも症状の緩和に繋がれば取り入れてみても良いと思いませんか?
また、食材の知識があれば、病気の予防にも役立ちます。
このような考えから生まれたのが食養生であり、代表的なものが薬膳料理です。
しかし、薬膳料理を勉強しないと食養生が出来ないわけではありません。
先ずは普段の食材から気をつけてみては如何でしょうか?これが「食養生」の第一歩です。
ところで、中国には「医茶同源」という言葉もあり、「食養生」といっても食べ物だけではなく、お茶・ジュース・お酒といったものにもこの考え方は応用できます。
そこでこのコナーでは、「食材」「健康茶」「健康酒」「健康ジュース」を少しずつですが紹介してゆきたいと思います。
どうぞ、肩に力を入れずに楽しみながら、興味のあるものから「食養生」を始めみて下さい。
尚、投稿は少しずつになりますので、どうぞ気長にお付き合いください。