新茶の季節ですネ!
そこで今回は健康飲料としても注目されてきた緑茶の効能を紹介しましょう。
緑茶の原産地は中国南方、四川省、雲南省で、漢時代に日本に伝わったとされています。
緑茶というとカテキンが頭に浮かぶと思いますが、実は緑茶にはカテンキン以外にも多くの健康成分が含まれております。
今回は代表的な緑茶に含まれる健康成分と効能を紹介しましょう。
【カテキン】
ポリフェノールの1種で、ビタミンEの20倍、ビタミンCの80倍といわれる強力な抗酸化作用
があります。
・コレステロールの酸化を防ぎ血液サラサラ効果があるので動脈硬化を防ぎ、脳血管障害や狭心症・心筋梗塞の予防の効果があります。
・酸化は癌や老化の大きな原因ですので、癌の抑制やアンチエイジングにも効果的です。
・食後の血糖値の上昇を穏やかにしてくれますので、糖尿病の発生や悪化予防にも役立ちます。
・風邪やインフルエンザウイルス、虫歯菌の働きを抑制する作用があります。
ガラガラうがいやブクブクうがいで効果があります。
また、ブドウ球菌・コレラ菌・O-157などを抑制する働きもあり、風邪・下痢予防の効果があります。
更に胃潰瘍・心筋梗塞・狭心症などの原因とされているピロリ菌を死滅させる作用も認められています。
・余分な脂肪や糖分の吸収を防ぐので、カフェインとの相乗効果で優れたダイエット効果もあるといわれています。
また、カテキンやカフェインは体内で放出されるヒスタミンを抑える作用があるので、花粉症対策にもなります。
・血圧降下作用もあると考えられています。
【カフェイン】
カフェインは体に害のあるものという認識を持っておられる方も多いと思いますが、中性脂肪の分解促進作用があります。
ですから運動時の脂肪燃焼を促しますのでダイエット効果があります。
また利尿作用や花粉症対策にもなります。
【テアニン】
うまみのもとになっているアミノ酸です。
水や低温のお湯でも出るのが特徴で、特に玉露や抹茶に豊富に含まれております。
リラックス効果や集中力を高める効果があります。
【香り成分】
緑茶の香りはアロマ効果をもたらします。お茶を飲む時は是非香りも楽しみましょう。
※テアニンと香り成分の相乗効果で優れたリラックス効果や集中力を高める効果がでます。
【ビタミンC】
美肌効果や免疫力維持の効果があります。
【タンニン】
痢疾菌・脳炎球菌・ブドウ球菌・溶連菌・炭疽菌などの菌に対して抗菌作用があります。
【セオフィリン】
利尿効果があります。また血圧降下作用もあると考えられています。
=その他の緑茶の作用=
・骨髄の造血機能を促進し、特に白血球・赤血球の増加促進に効果があります。
※東洋医学の観点からみた緑茶の効能※
・『清頭目』 :体内の余分な熱を収め、頭や目をスッキリさせてくれます。
・『除煩熱』 :体内の余分な熱を収め、イライラを解消します
・『化痰消食』 :痰を収め、消化不良を解消します
・『利尿解毒』 :利尿作用があり体内の毒素を分解します。
中医学では緑茶は「寒性」の飲み物とされていますので、体を冷やす傾向があります。
その為、冷えが強い方や余分な水分が体内に溜まっておられる方は、飲み過ぎに十分注意して下さい。
上記したように緑茶には様々な効果があります。日本は緑茶が美味しい国です。
緑茶を飲んで楽しみながら健康になりましょう!!