あさり

【五味】鹹(塩辛い) 【五性】寒  【帰経】肝・脾・腎  

あさりは味噌汁や酒蒸しなど日本人にはお馴染みの食材です。漢方薬でもあさりの殻を粉にして使用しており、蛤利粉(ごうりふん)といわれ、余分な熱を収め、痰を鎮める効果があります。 その他のあさりの効能としては、

・五臓を潤し補養する

・胃酸を中和し、胃の痛みや胸やけを緩和する

・精神を安定させイライラの予防

・煮物にすると二日酔いを解消するなどがあります 

また、現代の研究では、抗菌作用や抗癌作用があることがわかっています。

 

 

あさりの選び方のコツは、殻がしっかり閉じていて、表面にヌメリがあり、模様がはっきりでているものを選びましょう。

 

あさりの殻は、ナトリウムやカリウムなどのミネラルが豊富なので、殻ごと料理をするのがおすすめです。また、夏は食中毒をおこしやすいので、新鮮な物を選んでしっかり加熱しましょう。

 

 

=食べ合わせワンポイントアドバイス=

あさりのスープを作る時は、塩や胡椒などで味を調える時、紅花も一緒に加えると、血を補うあさりと、血の巡りをよくする紅花の組み合わせで巡りが促進され、貧血やむくみが気になる人にはおすすめです。

 

あさりの味噌汁は、みそのビタミンB群とあさりのタウリンの組み合わせで、疲労回復効果が期待できます。

 

あさりと小松菜の炒め物は、両方ともカルシウムが豊富なのでイライラを解消します。さらにしめじを加えれば、しめじのビタミンDでカルシウムの吸収促進になります。

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