浜田山の鍼灸院

【冬の養生法②】


冬の養生法①では主に食材と暖房についてご紹介したので

冬の養生法②では普段の生活を中心にご紹介したいと思います。前回も書きましたが、中医学では冬は生命力を体の奥に蓄える季節と考えておりますので、普段の生活での養生のポイントは、無駄なエネルギー消費を抑えることです。

【睡眠について】

自然界で生きている動物もこの時期は冬眠をすることにより体力の消耗を防いでおります。

人間も同じ動物ですから、質の良い睡眠をとることが大事になります。中医学では質の良い睡眠のとり方が季節によって違いがあります。この時期は早寝遅起きが良い睡眠とされております。

この時期は養陰といい体内の陰を補わなければなりません。陰陽論では陰が一番増すのは夜中の12時で、それを過ぎると陰は徐々に減っていってしまいます。ですから、体内の陰を補うには、12時前に寝るようになさって下さい。このことにより、バランスのとれた良質の睡眠となり、体力を補うことができます。また、電気毛布を使用している方も多いと思いますが、電気毛布は体から水分を奪ってしまい、朝喉が痛くなったり、風邪をひきやすくなってしまいます。もし使用するなら、布団に入る時には既に温めおき、布団に入ったらスイッチを切るようにしましょう。おすすめは湯たんぽです。ただし低温やけどには注意して下さい。又、たまにホットカーペットの上で眠ってしまったりしますが、これも体にはよくありませんのでご注意して下さい。

【衣類について】

当たり前ですが冬は寒いので、温かい服装をしますが、過度な厚着は避けましょう。過度な厚着は汗をかいてしまいます。皆さんもご存じの事と思いますが、汗は体を冷やしてしまいます。しかも中医学ではそれだけではなく、「気随液脱」といって、汗をかくと「気」も汗と一緒に体から出て行ってしまうと考えています。「気」はエネルギーですから、この時期に汗をかくと体力の消耗につながってしまうので、気をつけて下さい。

【運動について】

運動も体力の消耗につながります。だからといってまったく体を動かさないのもいけません。スポーツ選手などは別ですが、一般の方は冬の運動は汗をかく手前ぐらいの運動量で抑えるのがよろしいと思います。

【入浴について】

冬はお風呂が気持ちいい季節です。しっかり温まりましょう。ところで、入浴法も人それぞれですが、あまり熱い温度は体によくありません。冬ですと41~43℃位のお湯でじっくり体を温めましょう。ここで、入浴時間についてですが、よく軽く汗をかく程度と言われておりますが、確かに軽く汗をかく程度というのは体がとても温まる入浴時間なのですが、先程も書きましたが、冬は汗をかいてしまうと体力の消耗に繋がってしまうので、軽く汗をかくのは冬以外の季節にして頂き、この季節は汗が出る手前でお風呂からあがるのがベストです。

【その他】

この季節は、お部屋を閉めたままになってしまいがちですので、たまに新鮮な空気を入れて空気の入れ替えをしましょう。また、日の光を十分に当たるようにしましょう。

 

(ここでご紹介した養生法は健康な方を対象にしております。現在通院されておられる方は担当医にご相談下さい)