アロエは植物にあまり興味がない方でも知っているメジャーな植物の1つです。
お花屋さんにもよく売られていて、庭に植えたり、鉢植えにして育てている方も多く、とても人気のある植物です。
なんと170種もあるそうです。又、多いのは種類だけではなく、効能も多くあるといわれておれており、昔から民間薬として使われております。
そこで、ここでは昔から知られている代表的なもの幾つか紹介してみたいと思います。
アロエを育てているお宅は応急処置の知恵として知っていると便利です。
アロエの葉の粉末:《便秘・消化不良・慢性胃炎・胸やけ・頭痛・神経痛》:
葉をよく洗いこまかく刻み、カラカラになるまで干し、すり鉢ですり潰し、粉末にします。1日の適量は茶さじ1杯弱を食後30分以内に、朝夕二回飲みます。
※妊娠中や月経中の方は避けて下さい。
アロエ飴:《痰・乗り物酔いの防止・便秘・消化不良・胸やけ》:
葉をよく洗い、ふきんで水けをとり、とげを取り擦りおろす。ふきんでこして汁を絞る。絞ったアロエの汁に水飴を加え、弱火で煮詰めれば出来上がりです。
小さじ1杯位が適量です。
アロエ湯:《喉の痛み・咳》
3~4㎝の葉をすりおろしお湯をさして飲むとよいと言われております。ハチミツやレモンを入れると飲みやすくなります。
アロエのおろし汁《慢性胃炎》
30gの葉をよく洗い、ふきんで水けをとり、とげを取り、すりおろし、ふきんでこして汁を絞り飲む。
アロエ酒:《常習の便秘・痔・冷え症・咳・慢性胃炎・胃弱》〔整腸作用・体質強化〕
材料:アロエ300~500g ホワイトリカー1ℓ 蜂蜜100mℓ又は氷砂糖100g
アロエを根元から切り、水洗いし、よく水気を拭き取ります。4~7cm幅で切り、陰干しをし、消毒をした保存瓶に材料を入れ、1年後にアロエを取り出します。
神経痛・リウマチ・関節や筋肉の痛み:葉をすりおろし、布に塗り、湿布の様に患部に貼り付けると痛みがやわらぐといわれます。
ひび・あかぎれ・虫刺され:キダチアロエの粘液をつけるとよいといわれます。
火傷:葉をよく洗い熱湯にくぐらせ、皮をはぎ、ゼリー状の葉肉を薄く切り患部に貼る。乾いたら貼りかえる。
切り傷:アロエの葉をよくもんで、軟らかくして患部にはります。
うちみ・捻挫・つきゆび:アロエの葉(大きめのを1本)を摩り下ろして湿布にはる。
ふけに伴うかゆみ:アロエの葉(5cm位)を縦に切り裂き、粘液のある葉肉を痒みのあ
る地肌にこすりつけ、10分位したら洗い流す。
歯痛:葉を2cm位切り、痛い歯で噛みしめる。
※アロエは骨盤内臓器の充血を起こすので、妊娠時や月経時は使用を避けた方がよいといわれております。
ここで紹介したものは、昔から民間療法として知られているものです。
その効果は個人差があります。
又、また、現在病院へ通院されておられる方は、医師に相談の上お試し下さい。
最後までお読みいただき有難うございました。